石見の伝統芸能である石見神楽と、インタラクティブアートがつくり出す光の絵付け体験。手元の画面に映された神楽面にペンで絵付けをすると、壁面に飾られた実際の神楽面へプロジェクションマッピングで描かれていきます。

石見神楽で役を演じ分けるための衣装として用いられ、身につける役者の性格や人格にも影響してさらに役に没入させるといわれる「神楽面」を、体験する人の個性を創作体験という形で表現する「バーチャルペイント」が彩り、現代技術による伝統芸能への表現拡張（絵付け）を試みました。

2021年11月に島根県温泉津町で行われた作品展では、参加者によってたくさんの個性的な神楽面が描かれました。