壁で手を動かして線を描くと、描いた線がろくろのように回転して、立体(回転体)が生まれます。
立体には、晴天や曇天、夕焼け、マジックアワー、夜明けなど、様々な空の色をイメージしたグラデーションが着色され、宇宙の天体や飛行物体のように浮遊して動き出します。
参加者のドローイングから、“天(てん)”と“転(てん)”によって生まれた立体が少しずつ広がり、壁全体が不思議な空模様に変化していきます。
Creation
時間帯や季節、天気によって繊細に変化する“空のグラデーション”をヒントにして作品を構想しました。
時間帯は地球の自転によるもので、季節は地球が太陽の周りをまわる公転によるもの。
そんな地球の“回転”がひとつの要因となって空のグラデーションはできている、というところに面白さを感じて想像を広げました。
かつての天動説のように、特大のグラデーションの帯が上空100kmの大気圏のすぐ外側を周っている?
地球がでんぐり返ししながらペンキでグラデーションの道を描いている? なんて想像の遊びもしてみました。
そんなイメージから、参加者がドローイングによって生み出す様々な形状と組み合わせたインタラクティブな表現を思いつきました。
作品タイトル「天々模様」の“てんてん”は、点々、転々、という意味も合わせてつけています。
Title : 天々模様 (てんてんもよう)
English Title : Rotated Sky
Created : 2025.2
Materials : 測域センサー, スクリーン, プロジェクター, スピーカー, PC
Tools : Unity, C#プログラミング, Blender, etc
Category : Interactive, Co-Creation, Participatory, Playground